ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「よし!鈴よく聞け!この優がお前を助けてやる。」


「優ほんと~?怪しいよ。」


「千音、一回聞いてみよ~。」


優が何かを張り切っている。何だ何だ?


「この学校にイケメンがいるらしい。行ってみっか?」


優のイケメンをハントする能力は凄い。びっくりのレベルだ。


「生徒はもういないってこの間、優いってたじゃ~ん。」


「そこだよ。鈴。生徒じゃなくて、先生なんだよ。」


でろでろに融けてる鈴は、自分から動けないと言わんばかりに私の机にあごを乗せている。


私が言うのもなんだが、優と鈴は贔屓目なしに見ても、普通以上に可愛いと思う。


優は元気なギャル。鈴はきれいなギャル。私はちょっとぶりっ子なギャル。


「千音、行くぞ!」


そう言って、優に鈴ともども手を引っ張られて向かったのは、



「『英語準備室』?」