ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

もう一度新生活を始めるため、高校は引っ越しまでして、地元の誰もが知らないようなとこに来た。


私は、今幸せならそれで良い。




「鈴っ、元気出して!千音も応援するから!」


だから、懸命に優と鈴の真似をする。


優と鈴が自分たちのこと『優』、『鈴』って言うから、私も自分のことを『千音』って言う。


優と鈴がイケメンが好きだって言ったら、私もイケメンを好きになる。


病的に優と鈴のことが好きなんじゃなくて、自分の居場所が無くなるのが怖いだけ。



またあんな生活に戻るなんて、絶対に嫌だから。