ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「………え───!」


そんなに驚かなくても…


「鈴…耳痛い…」


真横で叫ばれてる先生が片耳を押さえる。加えて鈴は人より声が高い。


「…やっぱり…か。」


鈴の叫びが終わった時に、優がポツリと呟きを零した。


「やっぱりって何!?優知ってたの!?」


興奮のせいか、鈴の視線が一点に定まってない。


「うん…薄々は。」


「えー、なら言ってよ!」


先生からぱっと手を離して、私のところに歩み寄ってくる。


「え…何?鈴」


握られた手を真っ直ぐに見つめる。


「そういう事は早く言ってよね~。鈴の知らないところで千音が傷ついてるのを見るのはイヤなんだから。」


「…ごめん。」


「ほんとだよ!」


次に叫んだのは、鈴じゃなくて頬に一筋の涙を流している優だった。


「優たち…嫌われてるのかと…思ったじゃん…」