ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

その夜、先生が帰ってきてから今日の帰り道にあった事を話した。


「優が私に隠し事してない?って訊いてきたんです。で、もしかしたらって。」


「…まだ言ってなかったんだ?この事。」


「……はい。」


『先生と付き合ってて、同居までしてる』なんて、いきなり聞かされる身にもなったらって考えて、結局タイミングを見失ったままでいた。


「別に俺は言ってもいいと思うんだけどね。」


私だって出来ることならとっくにそうしてた。


でも…


「言いふらされたらイヤだな。」


無意識に目が泳いでしまう。


「そんな事…」


「一つも思ってないの?」


「……」


否定できない。水の中に潜っていったみたいに、上手く呼吸が出来なくなる。


「もうちょっと信頼してあげてももいいんじゃない?」


優しい手が私の頭の上に乗った。