ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

【光希side】


「俺にももっと甘えさせてくれない?」


気づいた時にはそんな言葉が口から出ていた。


ほとんど無意識のうちに。


色々と予想外の事が起きすぎて、自分の心の整理がついていないのかもしれない。


千音が春空と仲良さ気にしているのを見るたびに、痛むものがある。


「何言ってるんですか。」


少しの間の後、千音が柔らかく微笑んだ。


その大人びた表情に心臓がふっと暴れだす。


(いつの間にそんな顔するようになったんだよ…。)


出会った頃はまだ子供みたいな、今にも泣きそうな表情してたのに。


「先生は日頃私に甘えている自覚がないんですか?」


「ない…かな。」


「なら先生は大バカですね。」