ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「せんせー。こっちにいてろと言われたんで来ました。」


ガラッと扉を開けて、いつもの調子で先生を呼ぶ。


「おー。執事さんとメイドさんじゃないですか。」


からかい口調の先生にガクリとうなだれる。


「もう先生やめて下さいよ…。恥ずかしいんですよ!メイドって言われるの!」


「まぁそうキレんなって。」


春空に握られていた手首が、今度は先生に握られる。


「せんせっ…何するんですか。」


「春空ばっかりズルイなと思って。」


私を優しく抱きしめて、耳元で低く囁く。


「先生、学校でイチャつくんやめてくださいよ。」


「こんなのまだイチャついてる基準には満たないね。」


先生の基準の話なんてどうでもいいんで、とりあえず放してくれません?


いい加減心臓がもたないんで。


「誰か来たらどうするんですか?学校中の噂になるレベルですよ、これ。」


春空が呆れたように先生を説得してくれる。


「冗談だよ。こんな事学校でしなくても家でいくらでも出来るしね。」


私をパッと放して、これまた冗談にならない話をする。


「先生、もう黙っててください…。」


これだからイヤだったんだよ!