ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「あぁ…千音か、びっくりした」


「びっくりしたのはこっちですよ!何で連絡の一つもくれなかったんですか!」


閉じ込めていた感情が一気に爆発した。


「ちょ…声デカイ…」


「何で…私を一人にしたんですか…!」


静かな部屋に、私の声だけが虚しく響いた。


「何で…何で…」


また涙が溢れてきた。


滲む視界を懸命に振り落とそうと俯く。


「ごめん。何も言わずにどっか行くような事して」


気づいた時には、先生の腕の中にいた。


「ほんとですよ…ずっと寂しかったです…」


久々の先生の匂い…?


「先生、匂いが違うんですけど…どっか行ってたんですか?」


「やっぱバレた?さすがだね。」


「茶化してないで教えてください。」


「大丈夫だよ。千音が心配するような事はしてないから」


私の頭にポンと手を置いて、


「希望が、二人目だって。」