ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

とぼとぼと歩みを進める。


正直言って、今は先生に会いたくない。


「どうしよっかな…」


どうせ気まずくなるに決まってる。


先生は私が話を聞いてたなんて知らないだろうから、普通に接してくれるかもしれないけど、私が耐えられないだろう。


大きなマンションに着き、上を見上げる。


「いつ見ても大きいよね…」


先生と出会わなかったら、絶対に知ることの出来なかった世界かもしれない。


「よし!」


心の整理を終え、一歩を踏み出す。


今まで通りに部屋へ向かう。


何一つ変わったことは無かったけど、唯一違ったのは…


「先生がいない…?」


もうかなり遅い時間だ。先生は学校にいなかったから、家にいるのと思ったのに…。


机の上を見てみても、きれいな文字で走り書きしてある手紙らしきものは見つからなかった。