ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「まぁいいです。俺、教室帰るんで。」


「千音にいらない事言うんじゃないぞ。」


「……。」


無言のあと、ニヤリと笑って部屋を出て行った。


「嫌な予感しかしない…。」


帰って千音を問い詰めるか…、なんて考えた。


はっきり言って、春空の事はあんまり信用してない。


千音を無理やり襲ったんだからな。


「ん…?」


今度は携帯が鳴り出した。


「誰だ…?」


頻繁に連絡をとる人とそうでない人では着信音を変えている。


この音は後者だ。


「はい…。」


『あっ…光希さんですか!?良かった、出てくれて。』


やたらと甘い、女の子らしい声。


『今日、4時くらいにそっち行かせていただきます~。ところで、あたしの事覚えてます?』





「舞…。」





『正解!それじゃ、また会いましょう。光希さん♪』


一方的に切られた通話。


「頼む…今日だけは千音、来るな…。」