ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

『先生酔っ払い事件』から一週間。これと言って何かがあったわけでもない。


強いて言えば、春空にちゃんと告白の返事をしたくらい。


「ゴメン!春空。この間は…あんな事しちゃって…。」


「何も千音が謝る事あらへんやん。あれは先生が悪いやろ。」


ニヤッと笑ってみせる春空は、どこか無理をしているように見える。


「春空…私の事、どう思ってる?」


「どう思っとるって…なんとも言えんな。」


「そう……」


「そら、あんなもん見せられたら、身は引こうってなるけど。千音の事はまだ好きやしな。」


蒼い、雲ひとつない空を見上げながら、ポツリと呟いた。


「私も、春空の事好きだよ。嫌いになんてなれないし。」


「千音、一個大事な言葉抜けとんで。」


「え…?」


「『友達として』やろ。そんな事言うから勘違いさせてまうんやで。」


「ごめん…。私ってバカなのかな?」


「うん。しかも度の付くな。」


「そっか。」


本当に、いい友達でいてくれる春空の事は好きだ。


でも、その『好き』は先生には勝てない。