ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

気がつくと、足が声の主の方に向かっていた。


「はぁ…はぁ…」


息が切れ、呼吸が辛くなってくる。


でも、そんなことより、唯一の肉親に捨てられたという事の方が辛かった。




こんな時に、先生の所に行くなんて卑怯かな、なんて思ったけど。


足が、涙が止まらなかった。