ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「なー、千音、どこ行くん?」


春空の手を引いて、ズンズンと歩みを進める。


「ちょっと黙ってて。全部アンタが悪いの分かってる?」


まだ顔が熱い。心臓も速い。


目的の公園に着いて、私はブランコに腰を下ろした。


「はぁ…。疲れた…」


「千音、顔赤いで。どないしたん?」


イジワルに微笑みながら、私の顔を覗き込んで来る。


「ねぇ、春空。さっきのって本当なの?」


「うん。ほんまやで。」


信じたくないな…。でも、春空の表情はいつもよりずっと真剣だ。


「いつから?私、そんな気を持たせるような事したっけ?」


心当たりはない。なにせ出会ってまだそんなに時間は経ってないのだ。


「気ぃ持たせるようなって…千音もしかして無意識やったん?」