ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「さあ!思いっきり歌い飛ばすぞ!」


カラオケに入るなり、優がマイクを持って歌いだした。


「よっしゃー!俺も歌う。優、マイク貸せ。」


海里もノリノリだな…。


鈴と響はまだ楽しそうにおしゃべりをしている。


まったり系の鈴と子犬系の響だ。きっと、気が合ったんだろう。


「やべー。千音、俺ついていけん。」


「奇遇だね。春空、私もだよ。」


ずっと見てて慣れてたはずだけど、やっぱり放課後の優にはついていけない。


「春空、別に無理しなくていいよ。」


精一杯柔らかく笑ってみる。こっちに来たばかりの春空には、これは何かの罰ゲームに近いだろう。


「千音…それ狙ってやっとる?」


春空が少し驚いた顔をした。


「ん?何を?何のこと…?」


狙ってやるって…何を?



「俺…千音の事好きやわ。」