ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「あっ…そうだ千音、今日放課後ヒマ?」


優が、急に何かを思い出したらしく真顔になってこちらを向く。


「ヒマだけど…何かあるの?」


「聞いて驚くな!カラオケに行くのだ!」


まぁ…驚かないね。いつもの事だからね。


「そう?今日は誰と行くの?」


いつも誰かしら男の子がいる。感じ的には…合コン?


「海里たち。さっき誘われた!」


永島 海里(ながしま かいり)。春空が転校してきた時に、担任に要らない事を言っていたあのお調子者。


「また珍しいね。同じ学校の人たちと行くなんて。で、海里だけ?」


「いや、響(ひびき)と…それから…」


優が言うのを躊躇ったのを、私は見逃さなかった。


「誰がいるの?」って言う前に、ある声が飛び込んできた。



「俺もおるで。」



まぎれもなく、春空の声。