ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「掴み所の無い…男？」


「はい。」


何言ってるんだみたいな表情で先生が振り返った。


「何？千音、好きな男でも出来たの？」


その言葉にむせ返った。


「なっ…何でそうなるんですか！バカですか！」


先生にバカは言い過ぎたかな。でも、あれは先生が悪い。


「ふーん。何？それはあの転校生の事？」


勘鋭いな…説明する手間省けちゃった。


「そうです。ほんとに、何考えてるか分かんなくて…。困ってるんです。」


ちょっとでも、春空が楽しく学校に来られるように…してあげたいもんね。