ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「で、鈴は何教えて欲しいの?」


「英語~」


「優は?」


「古文~」


「…千音は出来るから良いよね。」


ニヤッと笑った後に、メガネを押し上げながらそう言った。


「ヒイキですか…先生。」


めっちゃイジられてる…。しかも、優と鈴の前で。


「嘘だよ。じゃあ、何を教えて欲しいんですか?」


首をかしげながら優しく微笑んだ先生に、また心臓が跳ねた。


「別に、千音は良いです!」


プイとそっぽを向いて、一人で勉強を始める。


「分かった。分からない所があったら言ってね。」


先生は、絶対に私を一人にしない。


いつも頭のどこかに私の居場所を作ってくれる。


(そこが…好きなんだよ…)