ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「というわけで、先生さよなら~」


「さよなら~」


自分たちの用を済ませたら、さっさと帰ってしまうのか、コイツらは!


「じゃあ、先生、千音もっ…」


ドアをくぐろうとしたら、大きな手にいきなり手首を握られた。


「せんせっ…」


口を手で塞がれて、そのまま先生の腕の中に収まる。


  ガラガラッ


優と鈴が知らずにそのまま歩いていく。


「んなっ先生!何するんですか!」


さっきの優しい目はどこ?


見上げると冷たい目がこっちを見ていた。


「千音…」


硬い声に名前を呼ばれて、心臓が何故か跳ねた。


「お前、明らかさっきの奴らと【色】違うだろ」


その【色】が何か、聞くまでも無かった。


「私だって、それくらい分かった上での…です…。」