愛らぶYOU

一瞬でも先輩があたしに笑ってくれたのが嬉しくて
あたしも笑顔になってしまった。

「で、用は何??」

「あ。先生がこれを」

書類を手渡すと
先輩の手と触れ合った。

思わずビックリして引っ込めてしまった。

「手引っ込めんなよ~紗耶香」

え…何であたしの名前…