~学園の競技場~
「ルールはどういたしますか?」

棗「その前にその敬語なんとかならねぇ?」

「・・・。私はいつもこういうしゃべり方なので・・・。」

棗「まぁいいか。ルールはどちらかが降参するまでだ。」

「単純でいいですね。」

棗「琢磨、審判を頼む」

琢磨「わかりました。それでは今から棗翔太VS風間鈴さんの試合を始めます」

棗「まずはこれでどうだ!氷の舞!」
棗が出したのは氷属性の最下級の技だった。

「なめられたものね・・・だったら草の舞」
一方鈴が出したのも草属性の最下級の技だった。
しかし、鈴の元の魔力が強いため最下級の技でも上級の威力があった・・・。

棗「なっ!最下級でこの威力かよ!」

~観客席side~
空斗「なにあの威力・・・。ほんとに最下級の技なの?!」

陸人「元の魔力が強ければあれくらいの威力は出る・・・。」

空斗「り、陸人が熱弁した・・・・。」

陸人「・・・・。」

龍「でも・・・あの威力は反則・・・。」

蓮司「そうですね・・・。あの子が神級の技を出したらどうなるのでしょう・・・。」

龍「世界・・・滅びる・・・?」

空斗「そんなわけないじゃんww」

蓮司「とりあえず試合を見ましょう」
~観客席side終わり~

棗「お前マジですげーな!」

「それはどうも。それよりこの草の舞・・・どうかわしますか?」

棗「え?」

「草の舞よ棗翔太をのみこめ・・・。」
鈴がそういうと草の舞がさっきよりも勢いを増し棗へと襲いかかる。

棗「な!なんだよこれ!くっ!ファイヤートルネード」
棗は火属性の下級の技を出してなんとか草の舞を食い止めた。

「私をなめると痛い目見ますよ・・・。」

棗「なら、これでどうだ。ウォータードラゴン!」

「甘い・・・。サンダードラゴン・・・。」

棗「水剣・氷剣」

「へぇ剣も使えるんですね」

棗「お前も使えるだろう?出せよ」

「いいですよ。じゃあ、お言葉に甘えて・・・光剣・闇剣・・・・。」

棗「なっ。光剣・闇剣を契約したというのか・・・・。本当にお前何者だよ・・・。」

「ただの普通の高校生ですよ・・・ただ少し魔力の高いね?」