私の気持ちに気づいて…

チュッ……

俺達は初めてキスを交わした

ずっとしたかったけど……がっつくと嫌われそうで怖くて出来なかったから

桃香としたキスは今までで1番甘くて、幸せなキスだった

俺が、すっと離れると至近距離に桃香の潤んだ瞳に赤く火照った頬

……誘ってんのかよ

俺はそんな桃香に我慢出来なくなりもう一度キスをした

さっきよりも少し長いキス

桃香も必死に答えようとしてくれてるのが最高に嬉しかった


唇が離れると、何だか気恥ずかしくなりお互い目をそらす

しばしの沈黙

俺は少し恥ずかしくその沈黙を破る

「……帰るか」

「……うん」

そう言って俺達は海を出た

出てすぐに俺は顔をしかめる

うわ……制服ベタベタ。動きにく……

隣を見ると桃香も少し困り顔だった

そんな桃香が可愛くて制服なんてどうでも良くなり俺は

桃香の手を握った

桃香も小さな手でキュッと握り返してくる

……可愛すぎかよ!

俺は帰り道ベタベタの制服なんて気にしないで

手を繋いでいる右手の温もりだけを感じていた