私の気持ちに気づいて…

桃香がスゥッと、息を吸い込むのが分かった

そして、桃香は少しぎこちなく言った

「ねぇ、都亜君?私ね都亜君のしてきたこと
 本当に辛かった……上手く笑えなくなっていたし、親友にも本音が言えなくて一人で抱え込んでしまっていた」

初めて聞いた桃香の本音

そこまで、苦しめていたのか……

俺は『うっ……』と、声が少し漏れた

「だから、完璧に都亜君のこと許せないの
 だから、都亜君には罰を与えます」

「罰……?」

罰って何だ?

もしかして、別れるとか?

さっきは確かに振られたっていい、と思ったけど……

いざ言われるかもしれないと思うと……すっげー苦しい

その時、桃香が俺の腕の中から逃げた

俺は腕の中にない温もりに悲しくなった

桃香がくるんと俺の方を向き体ごと向かい合った

暗くなった空で桃香の表情は少し見えづらかった

俺はこれから言われる事に対しての不安を隠せなかったと思う……多分、顔に出てた