「………っ!?」

脳の片隅にその考えがあった

でも、私はそれに気づかないふりをしていた

今でもこの光景を嘘だと言いたい

そこには、都亜君と学年1可愛いと言われてる

藤谷 美紀がキスをしているところだった

私の目に涙が溜まり始める

視界がぼやける

早く逃げたい……でも、足が動かない

そんな時に都亜君と私の目があった

今にも泣き出しそうな私を見て都亜君は

藤谷さんに一層深い口づけをした

なんで?どうして?そんな考えが頭にあった