「わかったから!訳話すから!」
「はやく、」
「あはははは!参った参ったってば!」
参ったのポーズをすると凛は正座をした。
そして頭を深く下げる。
土下座ってやつ。
これをするってことはかなり反省してる証。
「洋介とお揃いのリングを無くしました。大変申し訳ございません。」
「はあ!?!?」
「ごめん!マジごめん!」
「なにバカなこと言ってんの?」
「許してよ!」
ほぼ半泣き。
そんな凛に少し笑いが起きる。
だって昨日言ってたよね?
含み笑いをしながら凛に告げた。
「凛の首に下がってるのなに?」
「………ハッ!?」
「昨日自分で無くすかもしれないからってネックレスにしたんじゃん。」
「忘れてたぁー!!!?あーっ!マジくそ!自分が憎い!どんだけあたしが今日一日中探し回ったんだと思ってんだよ!あたしの一日返せよ!」
「アホ。」
「うっさいわ!」
凛は時々天然だ。
こうゆうことはほぼ日常茶飯事。
俺からしたら面白いんだけどね。

