「なんだよ洋介!」

「ででででたんだよ!」

「はあ?」

「Gが出たんだよ!」

「お前は男だろーが!」

「痛い、」


思いっきり殴られた俺。
そんな俺を引き離し、スリッパ片手にあいつを探してる彼女。

そしてあいつを見つけ出すと、達人のように叩く。

ブチ。

嫌な音がした。



「イヤァァァァ…。」

「潰れたな。」



見事に潰れたG。
そのGをティッシュに包む。

あろう事かそれを俺に見せてきた。



「イヤァァァァ!!!」

「ゴキブリくらいで叫ぶなよ!」

「近寄らないでください。はやくトイレに流してください。お願いします。」

「ちっ。」



舌打ちをした彼女はトイレにあいつを流しに行く。
そして満足そうに微笑みながらベッドに戻ってきた。