「お前って、ずっとそんなんで疲れないの?」

蓮が私にかけた最初の言葉


今まで人に初めてそんなことを言われた


いつも「日向ならできるよね」「日向はいつも難なくこなすよね」当たり前のように言われていた私にとって、その言葉は新鮮で、確信をつかれて戸惑った

けどそれ以上に、誰かにそんな風に言葉をかけてもらいたかったのだと、胸がいっぱいになった


「わかんない。。

この私が当たり前だと思ってたから」

「ふーん

頑張り屋なんだな

けどずっとそれだといつかお前だめになるよ?

たまには息抜きしろよ」

蓮は何気なく言った言葉だったと思う


けど私はその蓮の言葉に、クシャって笑った蓮の笑顔に、救われたんだよー…