愛の歌、あるいは僕だけの星


『あ、流れ星!』

「えっ、どこ?」

『願い事!願い事しなきゃ!』

「もう遅いんじゃない、それ」

 それでも、目を瞑ってなにやら必死に願い事を呟いている如月を見下ろす。

「何願ったの」

『ひーみーつー』

「うざっ!如月のくせに!」

 なんだか無性に悔しくなって、流れ星を見つけてやろうと躍起になって空を睨みつけている銀也に、如月がそっと微笑んだ。

 ひとりで来た道を、今度はふたりで帰る。

『あした、日曜日でよかったね』

「そうだな。……でも、せっかく休みだし出かけてもいいかも。起きれたらの話だけど」

『安心して、ちゃんとあたしが起こしてあげるよ』