とんでもないことを言う三原に、銀也は思わずぎょっとする。そんなつもりじゃ、と声を上げようとすれば、彼女はそれ以上聞く耳は持たないとそっぽを向く。
「やっぱり銀也君らしくないよ、そういうの」
ぽつりと、三原が呟いて、すぐに小さく首を横に振った。にこりと、泣き笑いのような表情を浮かべて、「この話、もうこれでやめにしよ」と微笑む。ふと見せる顔が、まとう空気が、昨日の彼女とは少し違う。あんなことがあったのだから当然といえば当然だけれど、それだけが理由でもないような気がした。
自分が、変わったと言われた。それが何と見比べてそう思われたのかはわからないけれど。もしかして、こういうことなのかな。彼女もまた、自分でも気づかないうちに少しずつ変わっていくのだろうか。

