「カンナ、じっとしてろ。」




怒ったパパが、私の頭の方に来ると、頭を両手で固定してきた。






両手を動かそうとしたら、






「動かないでね~。」







と看護師さんなのか、女の人の声が聞こえて、しっかり両手を押さえられていた。





「う~ヒック、ヒック、ヒック。う~・・・・・・。」






泣いて体が震えていた。






「カンナちゃん、泣かないでね。






体が動いちゃうから。」






「ヒッ、ヒッ、ヒ・・・・・・」






泣くのを我慢すると余計に体が震える。






抜糸はすぐに終わった。 






そしてすぐに消毒液が塗られたのか、消毒も終わってガーゼを青木先生に貼られた。