ガラッ





「失礼します。





青木先生、お願いします。」






「おはよう、カンナちゃん。」






「・・・・・・。」






青木先生はママの担当医って聞いてる。






私みたいに怪我した人も診るのかな。






「カンナ!ご挨拶は?」






「お、おはようございます。」






いろいろ考えてるとパパにまた怒られた。






今日はピリピリしてる。






「カンナちゃん、さっそくおでこ見せてくれる?」





私は青木先生の前に置かれた丸い椅子に腰掛けていると、青木先生に顔を押さえられた。






瞬間的に顔を引くと、






「ジッとしてて。」






そういわれ、仕方なくジッとする。