そんなことを考えていたら、気づくと病院の駐車場だった。





私はパパに信用されてないのか、逃げると思われてるみたい。






駐車場から無理矢理手を繋がれてる。






パパ、歩くの速い。






どんどんと進んで、私の心は準備できてないまま。






ガッ





「いったー!」





階段でつまづいて、弁慶の泣きどころをぶつけちゃった。






痛い・・・・・・。






「カンナぁ、だらだら歩いてるから。」






「ち、違うもん!パパが早いんだもん!」






痛くて動けない。






「早く行くぞ。」






そんなこと言ったって、パパは本当にひどい。






もう歩きたくないっ!






「カンナ、そんなところで座ってないで、行くぞ。」






「嫌だもん!痛いし、動けない!」





「そんなに痛いのか?」





そういってパパは、私の足を触ってきた。





「嫌っ!?やめて!見せないもん!」






「じゃあ自分で歩いて来なさい!」






パパは完全に怒ってる。





私はパパから少し離れて歩いた。





痛い・・・・・・。ヒリヒリする。