「はぁはぁはぁ。」 夕飯の買い出しからの帰宅途中、実加は突然息が切れ、電柱にもたれかかった。 「ふぅ、大丈夫。 最近は、喘息がなかったし。 きっと大丈夫。」 落ち着くと、再び自分に大丈夫と言い聞かせ、家に向かった。