翌朝、昨日クリニックから届けられた食事を温め、お皿に移した次郎は手を合わせた。 最近はパン食だったが、実加の作ったものは、ご飯だった。 ちゃんとみそ汁もある。 久しぶりに亡き妻の食事を思い出していた。 「本当に・・・・・・ありがたいこと。」