「実加ちゃん、大丈夫だよ。






すぐに発作を止めるからね。」







青木先生の処置によって、実加はすぐに発作が治まった。







実加は久しぶりに大きな発作を起こし、パニックになっていた。





「実加ちゃん、そうとう疲れたね。







熱も下がらないし。






他に痛いところはある?」







実加は青木先生の言葉のあと、少し考えて、






「体がだるくなってから、ずっと胸が痛くて。





発作の時は痛みが増しました。」





「これから採血して、血液検査をしてみるからね。」






何か悪い病気なのではと思った実加は、顔を曇らせた。






「大丈夫。もしかしたら、肺炎かとおもうけど。」





青木先生は実加の手を優しく触った。





実加は納得した表情だった。






そして発作に疲れて、すぐに眠りについた。