「カンナ。」 一通りの治療を終えた実は、青木先生に実加を任せ、待合室にいるカンナのところへ向かった。 「パパ?ママは?」 「うん、今日は入院する。 カンナは一人で家にいるわけにはいかないから、今日は病院でママと同じお部屋で寝るんだぞ。」 「うん、わかった・・・・・・。」 そういうと浮かない顔をしたカンナは俯いた。