手術室のランプが消えたのは、8時間も後だった。







そこから出てきたのは、マスクを付けてたくさんの管で繋がれた要くん。






その姿を見て、ようやく涙が出てきた。







生きてて良かった・・・・・・。







私の中の張り詰めていた糸が切れたかのように、私は足がへなへなになりその場に座り込んだ。







「もう大丈夫だから。






早く部屋に戻りなさい。」







そう優しい声が聞こえたかと思い前を見ると、手術を終えた先生がいた。








きっと私がパジャマだったから、入院してることがわかったのだろう。






私はしばく足がすくんで立ち上がれなかった。







涙がおさまり、ゆっくり立ち上がると、病室に向かった。