少しモヤモヤしていた気分が晴れたけど、部屋に戻ってくると、再び憂鬱になった。
「はぁ・・・・・・。」
一人ため息をついていると、
「どうしたの?ため息なんてついて。」
と、看護師さんが晩御飯を持ってきた。
「・・・・・・何でもない、です。」
要くんの前ではハキハキと喋れたのに、やっぱり看護師さんも先生も苦手だな。
「ご飯食べて、体力つけようね!」
そういわれ、頷いてはみたけど、食欲は全くない。
目の前の食事に、再びため息をついた。
結局1時間が経ったけど、ご飯は二口箸をつけただけで、後は自分で片付けた。
部屋に看護師さんが取りに来たら、何を言われるか分からないし。
食欲はなかったけど、今日は要くんに会えた。
それだけで夜はそのことを思い出して、なかなか眠れそうにないなぁ。
気づくと顔がほころんでいた。



