その頃、カンナのいない自宅には、実加が一人晩御飯の支度をしていた。 「はぁ・・・・・・。」 やっぱり弱い体の私が産んだカンナだから、あんなに健康だったのに、今になって喘息がでちゃった・・・・・・。 「ごめんね・・・・・・カンナ・・・・・・。」 一人台所で涙していた。