目が覚めると朝だった。 実加は少し怠くなった体を無理矢理起こして、朝食の準備を始めた。 昨日、髪を乾かさずに寝たことに、後悔した。 塗れて寝たので髪にはひどい寝癖が付いたまま。 仕事があるので、頭を濡らし、乾かしながら朝食を作っている。 朝食ができたころ、実とカンナが起床しリビングにやってきた。 実加は、実に会わないように、洗濯物を外に干しに行った。