気付くと部屋に戻ってベッドに寝かされていた。
隣では青木先生と看護師さんが何やら騒がしそう。
自分のことでバタバタしてるんだるけど、人事に思えてくる。
「カンナちゃん、ほらちゃんと大きく息を吸って。」
青木先生が私の口元にマスクを当ててきた。
少し吸ってみると、
「ゲホッゲホゲホゲホゲ!」
何?この匂い。
胸が詰まるような匂い。
それに、口元に当てられたら、息吸う度に入ってくるから、苦しいよ。
もうこれ以上吸いたくない・・・・・・。
「ダメだよ、しっかり大きく吸って。
顔を背けないで。」
そんなこと言ったって・・・・・・。
「ゲホゲホゲホゲ!
ゲホゲホゲホゲ!」
咳が出てきて苦しいよ・・・・・・。



