ドクター2


消灯から一時間後。







既に体に付けられた機械は外されていた。






一人部屋のため、周りを気にせずにドアを開けた。






もし誰かに会ったら、トイレに行くって答えればいいんだ。







そう思いながらも、ゆっくり静かに廊下を出た。






エレベーターではなく、階段を探す。







真っ暗な廊下だが、非常口を示す看板を目指してゆっくり歩く。






ここが階段。






すぐに階段につながる扉を開ける。







「よしっ!」  






小さな声でガッツポーズをした。






階段を降りようとしたところ・・・・・・。