「カンナっ!?」





タコ公園についた実は遊具のタコの中から、かすかに見える靴を見て、慌てて駆け寄った。

  





「ゲホゲホゲホゲっ!!!!!」






そこには喘息発作を起こしたカンナの姿。
顔はパニックを起こし、必死に体をくねらせているが、発作はひどくなるばかり。





実は慌てて外に出て来たので、吸入器は何もない。






「カンナ、落ち着け。






ゆっくり呼吸するんだ。スーハー、スーハー。」






ちらっと実を見たカンナは一度は実の言うとおりにしようとしたが、すぐにパニックに陥った。





 
実はそれを見てすぐに救急車を呼ぶ。






カンナは次第に疲れて行くと共に、意識も遠退いていった。