「じゃあ、おじいちゃんの言うことをよく聞いて行くのよ。」 「・・・・・・。」 「カンナ!?」 「まぁ、実加ちゃん。わしがおるから、心配はいらんよ。 また連絡するからな。」 「はい、お願いします。」 はぁ、行きたくない。 私は院長に手を引かれて、クリニックの前のバス停に来た。 絶対に嫌!なんでこんなたかだか風邪で? それにおじいちゃんの持ってる荷物って何!? ハッ! さっきママが私の部屋のたんすを開けてた・・・・・・。 もしかして。