ドクター2


「じゃあ、おじいちゃんの言うことをよく聞いて行くのよ。」





「・・・・・・。」






「カンナ!?」






「まぁ、実加ちゃん。わしがおるから、心配はいらんよ。







また連絡するからな。」






「はい、お願いします。」






はぁ、行きたくない。







私は院長に手を引かれて、クリニックの前のバス停に来た。





絶対に嫌!なんでこんなたかだか風邪で?







それにおじいちゃんの持ってる荷物って何!?





ハッ!





さっきママが私の部屋のたんすを開けてた・・・・・・。







もしかして。