12日間のLove Story




昇降口で靴に履き替えて、駐輪場で荷物をしばる間も、晃佑とうちの間には微妙な距離があった。
うちがなんとか詰めようとしても、すぐに離れちゃう。
テニスコートに着くまで、それは変わらなかった。

「じゃ、ここで」
「あぁ。……オレはひなをずっと応援してるから」
「うん、ありがとう」

応援してるから、かぁ。
やっぱ様子が変なのは気のせいかな。

「柳川ーっ!はやくはやくー!」
「はーい!」

多分気のせいだ。
晃佑が離れていかないか心配で敏感になってるだけ。
大丈夫。きっと大丈夫……