教室に戻って荷物をまとめてると、晃佑が迎えに来た。
「ごめん、お待たせ」
「大丈夫」
そこから歩き出したんだけど、やっぱり変。
いつもすぐ隣を歩いてくれるのに、今日は少し前を歩いてる。
なんか、不安……。
階段のところに来た。
するとそこには、先輩たちが何人かいた。
……このグループが、最近騒いでる人たちなんだけど。
関わるといいことなさそうだから、サッと通りすぎようとした。
「もしかして、晃佑の彼女?」
いきなり声をかけられて振り向くと、声の主はその先輩たちの中の1人だった。
あ、LINEで広めたから知ってるのか。
「はい、そうですけど……」
「おー、おめでとー!」
「あ、ありがとうございます」
他の先輩からもおめでとうって言われた。
うわぁ、話したことなんてないからびっくりした。
晃佑は少し先の方を歩いてたから、小走りで追いかけた。
