そして何分かしたときだった。
「……あれ?晃佑?」
「えっ?」
持田の声に反応して顔をあげると、
「よっ」
そこには学級委員でもないのに晃佑がいた。
「晃佑……どうしたの?」
「いや、様子を見にきた。なんか大変そうだな」
「まぁね。でも早く終わらせるよ」
「そっか。じゃあ待ってるからな」
「うん!」
「あれぇ?彼女のお迎え?」
「うるせーな!お前は黙ってろ」
それから晃佑は他の男子と少し話してからホールを出ていった。
わざわざ様子を見に来てくれたんだ。
それに、さっきの質問、否定してなかった。
………もう、期待しかできない。
