調理部なんてどうでしょう?

「宮島君、そんなに落ち込まなくても、誰だって最初は難しいよ!これから上手になるための調理部なんだから、頑張ろう!」


「・・・そ、そうだよな。よ、よし!俺もこれから頑張るよ!」


どうやら立ち直ったみたい。すぐに宮島君の後ろに気合の炎が見えだす。
今日の部活で、宮島君は感情の起伏が激しいってことが分かったな。



「さて、まだ気を抜くのは早いわよ、宮島君に九重さん?」

「「え?」」

「はい、このプリントに今回の活動の反省を書いて私に提出してちょうだい。」


な、なんですと・・・。
華嬢部長は変わらない気丈さで優雅に私と宮島君にプリントを手渡す。



「せ、先輩達は書かないんすか・・・?」


「あぁら、私は部長だから書くのではなくて読む側だからいいのよ。それに、猫塚君には言っても無駄でしょう?」


言われれば確かにそうだけど、私と宮島君だけって言うのも何だか不公平な気がするなぁ・・・。


「ず、ずるくないっすか?!俺、もう一つサッカー部と兼部してるし、忙しいんすけど・・・。」


「あなたが入った部活なら責任持ってやりなさい。それに、こんなプリント書くのに5分もいらないでしょ?」

「えー、でも・・・。」


「黙ってしなさい。」


宮島君は最後まで抵抗を見せたが、結局華嬢先輩の威圧には勝てなかったみたい。
結局、調理室の机で帰る前に二人で終わらせてしまおうということにした。


「俺、こういうの苦手なんだよなー、文字書くこと事態がもう駄目。」

「あはは、そうなんだね。」


読書が趣味の私からしたら、あんまり共感できないけど、いかにも宮島君らしくて微笑ましい。