調理部なんてどうでしょう?

でも、ちょっと待てよ。



・・・ということは・・・・・・。

華嬢部長は調理なんて私がやるわけないと主張。

猫塚副部長は調理をする気なんて元からなさそう。

宮島君は超ド級の不器用だったため調理は無理。



そして唯一最後の部員の私は・・・・簡単レシピなら調理可能。


いやいやいや・・・「調理部」に調理ができる(もしくはする気のある)人間が4人中1人って。この部活やっぱり全く成り立ってないよ。




私しかまともな活動できないじゃん!!





再び衝撃を受けている私に、猫塚先輩は視線を向けて「お前が頑張りな。」と一言言うとまた隅の席に戻ってしまった。


「ごめん、九重さん・・・俺・・・何もできないみたい・・・・。」

「いや・・・、うん。頑張ってたし、私も助かったよ。」


苦笑いになってしまいながらも、励ましの言葉を送る。


「俺、もう無理だ・・・幽霊部員になるしかこの部には貢献できない・・・。」


いやいやそれはないよ。部員集めのためとはいえ、この仲間4人になったのも何かの縁と考えれば皆で協力しようじゃないの。


「一緒に頑張ろう、宮島君。」

「あー・・・いいんだ、俺は手元が不器用ってことは分かってたんだ、分かってたさ、ははは・・・。」


あれ、宮島君が一気にネガティブになってる。あの輝くスマイルが象徴の宮島君が・・・。

そんなにショックだったのか・・・。あの不器用さを自覚しているうえでこの部に入るの、結構勇気いることだったんだろうな・・・。