「誠っ」




やっと着いた。




湊が外に出て待っていてくれている。




「湊っ!すずちゃんが!」



「こっちこい!」



処置室に走って行ってるんだろう。


「この子はすずちゃん!頭が痛いらしくて保健室に来たんだけど、途中で過呼吸起こして意識飛んだ!熱も38.5℃で高い

俺がわかるのはこのくらいだ」


「ありがとな!それだけでも助かる」


湊が診やすいように知っている情報を全部言った。