君の涙を拭うのは



琉月side


「え?」


『二人でどっか行く?
アイツら映画館入ったから気付いてない。』


確かに先に行っちゃったからバレない。
でも、良いのかな…。


「い、良いのかな…?」


最初は二人でって約束だった。
でも、皆で映画ってなったし…。


プチパニックになってしまった。


『俺は二人が良い。
琉月ちゃんは俺と二人って嫌?』


怜央くんと二人。


「嫌じゃない!」


『決まり。
アイツらは永がなんとかすんだろ!』


イタズラをする子供みたいに笑う怜央くん。


「うん!」


私達は映画館に入らず、人混みに紛れた。


琉月sideEND