琉月side
「……ハァ…。」
前で永くんと話す怜央くんを見る。
「ちょっと、琉月。
さっきからため息し過ぎなんだけど。」
「あ、ごめん…。」
「てか、なんでタラシとデートすんの。
「駄目だからね!」って言ったじゃん!
超タラシから聞かなきゃどうなってたか…。」
え?永くんが……??
「琉月、廊下の会話聞かれてたみたいで…。
引き止めようとしたけど、
豊が言う事聞かなくて無理だった。」
小声で「ごめんね」と謝る蝶舞ちゃん。
「ううん!皆で遊ぶの楽しいし!!」
元気な蝶舞ちゃんが沈んでるのを見て、
明るく振舞った。
でも、残念だな…と心の中で凹んだ。
琉月sideEND



